KSD工法は、低騒音・低振動のプレボーリング最終打撃工法です。
所定深さまでプレボーリングを行った後、鋼製の先端キャップを装着したコンクリート杭を建てこみ、杭中空部に沈めた下部ハンマーによって、先端キャップを打撃し、所定の深度までコンクリート杭を打設します。
低騒音・低振動
地中に挿入した杭の先端を打撃するため騒音・振動を小さくできます。 従来の油圧ハンマーに比べても約80%の測定結果を誇ります。
高支持力
先端キャップを介して支持層を直接打撃するため小さなエネルギーで高い支持力を得ることができました。
施工性
先端キャップを強く、杭頭部を弱く、ほぼ同時に打撃するKSDハンマーによりスムーズな施工を実現しました。
経済性
杭先端支持力係数は[α=30]で、認定埋込工法の[α=25]に比して120%の支持力を期待できます。その結果、使用する杭の径または本数を少なくできます。
信頼性
KSD工法は1999年12月に建設大臣より認定書の交付を受け、その優れた施工性・信頼性が実証されました。(認定番号=建設省静住指発第41号)
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施工手順
※設計条件・地盤条件等によっては[杭周固定液] が必要です。
1.アースオーガーによって所定の支持層まで先行掘削を行ないます。
2.杭に先端キャップを取付け、掘削孔内に杭を建て込みます。
3.杭体内に下部ハンマーを、杭頭に上部ハンマーをセットします。
4.下部ハンマーにより先端キャップを打撃して、先端キャップを貫入させます。
5.上部ハンマーにより杭頭を軽撃して、杭本体を先端キャップの位置まで押し下げます。
6.4.5.の工程を繰返し、杭を支持層内に杭径(1D)以上貫入させ完了。 |
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